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作業スピードを2倍にするコツ

みなさんは作業スピードを向上させたいと思ったことはありますか?

日々タスクに追われる現代人にとって、時間をどのように使うかは最重要課題の一つではないでしょうか。

今回は、私が作業を効率的にこなす為に工夫している点について書きます。

1つ1つはとても小さなことですが、組み合わせるとそれなりに作業スピードが上がると思います。特に、アウトプットを頑張りたいと思っている方にはおすすめできる内容です。

多少エンジニア寄りの内容にはなっていますが、エンジニア以外の方でも実践できる方法なので、お気軽に読んでみてください!

重要なこと

以下の2点はとても重要なことなので、最初に書いておきます。

  1. 手を動かす物理的なスピードについては、今回の話とはあまり関係がありません。
  2. あくまで「慣れている作業を早くこなす方法」として、私が意識していることを書きます。慣れていない作業や、作業の特性上早くやらない方が良い作業においては、これらの方法があてはまらない場合もあります。

脳のキャパを無駄に使わない

脳のキャパシティーを可能な限り空けておく事は、作業の効率化に繋がります。色々なことが頭の中にあると、1つの作業に集中できなくなってしまいます。

具体的には、私は以下の方法を実践しています。

  • 5分で終わることはすぐ終わらせる
  • 極力即レスする(プライベートにおいても)
  • やりたいことはすぐやる
  • 欲しいものはすぐ買う(すぐ買えない場合はメモしておく)
  • ブラウザのタブは溜めない
  • アプリの通知も溜めない
  • 同時に起動するアプリも最小限にする
  • なるべく作業を仕掛かり中の状態にしない(終わらない場合は別タスクに分ける)

意識的にマルチタスクにならない様にしつつ、どうしてもすぐ出来ないことに関しては、メモ等を活用して外部に記録しています。

そうする事で、今考える必要がないことを頭の中から外に出しておくことが出来ます。

脳のメモリはなるべく解放しておくと作業が捗ります。

大きい作業は小さく分割して考える

大きい作業の場合は、あらかじめ小さく分解しておくと、「次はどうするんだっけ?」という事を毎回考える必要が無くなります。

無駄な思考を減らしつつ、解像度が上がって目の前の作業に集中できます。

私の場合は、大きい作業を行う時は作業を細かく分解してメモアプリに箇条書きして、分解した小さな作業を1つずつ進めています。

例えば、アプリの開発で「新しい画面を作る」作業を行う場合には、以下の様に分解します。

  • 全体の設計を考える
  • 設計を元に必要な作業を洗い出す
  • まずは大まかに画面を作成する
  • 画面のレイアウトを整える
  • 画面を開く実装をする
  • ログを入れる
  • テストを書く
  • レビューしてもらう

作業を分解すると、目の前のやるべき作業が明確になり、進捗度も可視化しやすくなります。

待ち時間を上手く活用する

ちょっとした待ち時間で細かいタスクを終わらせてしまうのは良い方法です。

例えば、私はエンジニアなので、書いたコードのビルドや起動の待ち時間にチャットやメールを確認・返信したりします。移動時間にブログを書いたり、新しいアイデアを書き留めるのもオススメです。作業を効率的にこなす上で重要なのは、事前にしっかりと考えることです。この考える作業はちょっとした待ち時間で出来ます。

次のアクションを常に考える

何事においても事前の準備は重要です。

例えば、明日参加する会議について、事前に自分の中でアイデアや思考を整理したり疑問点を洗い出しておけば、当日はスムーズに会議が進み、予定時間よりも早く終わるかもしれません。(早く終わらせることが目的になってはいけませんが、会議は準備しておくとスムーズに進むことが多いです。)

あるいは来週行う開発タスクの大まかな設計について、ふとした時間に考えておけば、多少スムーズに進められるかもしれません。

私は仕事以外の時間にも、仕事のことを考えることがあります。ここら辺はその人の考え方次第だと思うので、自分に合ったやり方を見つけるのが良いと思いますが、その時になってはじめて考えるのを止めると効率的に作業を進められる様になります。

常に予測して先回りすることが、作業を早く進めるコツかもしれません。

道具にこだわる

道具にこだわることでも作業効率は結構変わってきます。

例えばマルチモニターやウルトラワイドモニターを活用すれば、作業スペースが広がって効率が上がるかもしれません。あるいは、使い慣れたツールを使うことでも作業を効率良く進められるはずです。

私は仕事で使う道具にこだわる様にしていて、それなりにお金も掛けています。

これらは作業効率に良い影響を与えてくれるだけでなく、身体への負担を減らしたり快適に作業できる環境作りにも寄与します。

時間をずらす

時間を上手に使う上で私が強く意識しているのは、「みんながやっている時にやらない」ことです。とにかく時間をずらして使うことを意識しています。

例えば、朝早い時間から作業を進めたり、夜遅くに開発作業を進めることがあります。そうすることでチャット等を気にせず作業を進められたり、リラックスした状態で集中することが出来ます。

このリラックスした状態がスムーズに作業を進める上では重要です。

(ただ、これらはそれぞれの組織で決められたルールの中でやるべきことなので、その点には注意が必要です。)

休暇についても、可能な限り他の人が休まないタイミングで休み、他の人が休んでいる時は働く様にしています。例えば年末年始はあまり休まず、個人開発をがっつり進めたりしますが、平日に休みをとって一日中遊んだりします。

また、お金を払うことで時間短縮になるものにも積極的に投資します。例えば交通手段もなるべく所要時間が短いものを選びますし、DeepL Proを使って英語の文章をより短時間で読める様にしています。(英語がスラスラ読めるのが一番良いのですが、残念ながらそのスキルは今の私にはありません。)

時間は全員に平等に与えられていますが、その使い方は工夫次第です。

テンプレートを活用する・自動化する

自分が普段行っている作業を振り返ってみると、意外と「繰り返しの作業」が多いことに気が付くのではないでしょうか。

定例作業などは、テンプレートを用意したり自動化することでより楽にこなせる状態にしておくと良いです。

エンジニアだったら、ファイルのテンプレートをいくつか用意しておいたり、コードスニペットを使うと作業効率はかなり上がります。

また私の場合は、自分が過去に躓いた事象やよく見る記事をメモに残しておき、すぐに取り出せる様にもしています。「あれどうやるんだっけ?」と思い出す時間が短くなり、作業スピードが向上します。

一度経験したことを素早く再現できる様になれば、作業スピードは上がります。

しっかり休む

集中しているとつい長時間作業しがちですが、しっかり休憩すると作業効率は上がります。睡眠は特に大事ですね。私の場合は短時間で集中して作業を進めて、休む時はしっかり休む様に意識しています。

さいごに

私が書いたのは一つのやり方なので、気になった部分を試してもらいつつ、「自分には合わないな」と思った部分はそれぞれに合ったやり方を見つけるのが良いと思います。

この記事を読んだ方が、少しでも作業スピードを向上させることが出来ていれば幸いです。最後まで読んでいただきありがとうございました。